一般的なドライアイの知識については、リンクにある「目についての健康情報」(日本眼科医会)等を参考にしていただく事として、ここではおまけの話を。
涙の層には油と、水分、粘液(ムチン)の3層があります。
最も外側の油の層は、涙の水分が蒸発するのを防ぎます。ダイエット中や、コレステロールを抑えていると涙の油の層も薄くなり、目の表面がすぐに乾いてしまいます。部屋の湿度や瞬きの回数に気をつけていても、自分の涙の油分が少ないと、目も乾いてしまうのです。
オリーブオイルやマヨネーズ(卵黄)も極端に毛嫌いせず、1日大さじ1杯は摂りたいものです。
また、交感神経の緊張状態は、涙腺(涙の作られるところ)の水分(漿液)産生を少なくします。ストレス、低血圧、更年期障害など、全身的に末梢血管の交感神経緊張を伴っている状態では、ドライアイになりやすいのです。ですから身体の病気を治すことも必要になります。
最も内側の粘膜層は、目の表面に張り付き涙を保持する「つなぎ」の役割をしています。
ビタミンA(うなぎや、レバーなど動物性のもの)が不足すると、その層が減り目の表面から、涙がはじかれてしまいます。
ドライアイを改善し、また健康に暮らすこととは、上手に食べることかもしれません。カロリー制限と、栄養制限とは全く異なるものです。