代替医療とは、一般の病院では、通常行われていない治療のことです。
1992年、米国国立衛生研究所(NIH)内に、代替医療事務局(OAM)が設置され、アメリカでは、以後この分野の科学的研究が急速に進むようになりました。OAM設立以来、医学生への講義がある医学校も出てきました。
作用記序や有効性が、科学的に証明されるものがでてきたからです。
イギリスでも、ハリ灸が行われ、ドイツでは温泉療法や、ハーブ療法が盛んです。
代替医療の定義は広く、世界中の民間医療が含まれますが、逆に最新の先端医療といった保険がきかない新治療法も含まれています。
具体的には、東洋医学(ハリ、灸、漢方薬)、免疫療法、心理療法、抗酸化作用などのある健康食品や薬、食事療法、アロマテラピー、ハーブ療法といったものです。
これらは概して、患者さんに対して、侵襲や毒性が少ないものです。
身体の調子が悪く、医者の診察を受けるも「どこも異常がない」といわれた時、「しばらく様子をみましょう」と言われたときなどに、代替医療に目を向けられてはと思います。
ただし、明らかに異常所見がある場合は、別ですが。