コラム

未成年者のタバコ

「身体にとって喫煙は有害である」と成人の方はよくご存知のことと思います。
肺ガン心筋梗塞などを生じる危険因子ですし、女性の場合には胎児に影響が出て、早産死産率が高くなります。肌にもよくありません。
タバコは目にも悪影響を及ぼすのです。白内障や、加齢黄斑変性症(AMD)のみならず、網膜虚血、虚血性視神経症などを発症させ、喫煙を続けることでその病気を悪化させます。失明に至る事もあるのです。

喫煙は10代の後半に始まる事が多く、早期に喫煙を始めた人はより長く喫煙を続け、喫煙に関連した病気で早死にする傾向があるので、未成年者への啓蒙が大切になってくるのです。

喫煙と健康障害との関連についての10代の意識に関するデータが、このほど英国の眼科雑誌(Br J Ophthalmol.2007,May)に載りました。
喫煙が強い危険因子になっている疾患として認識されていた割合は、肺ガン80%心筋梗塞30%脳卒中15%に対し、喫煙が盲(失明)の強い危険因子であることを認識している人は、約5%と低いものでした。
反対に、これらの疾患に対して感じる恐怖を1~5点でスコア化してもらうと、肺ガン3.4心疾患2.3脳卒中2.4に対し、盲は4.2と、有意に高い結果となったとのことです。

「喫煙に関連した10代の認識」をお伝えしました。
我々は、喫煙が眼に及ぼす影響に関する認知度の低さを、何とか広く高めていかなくてはなりません。
やみくもに叱るのではなく、知識と正しい情報を与えねばなりません。
未成年者がタバコを吸う姿は、他者から見れば格好よくなく、知的でもなければ、決してエレガントでもない。
是非、理解して納得し、止めてもらいたいものです。

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