お知らせ

3歳児健診について

3歳児健診は、母子保健法という法律に基づき、各市町村が実施しています。

満3才をこえ満4才に達しない児を対象としています。乳幼児の健康や、発育・発達をみる定期的な健康診断で、1才6カ月健診の次に行うものです。

健診の内容は、幼児期後半の発育として重要な、言葉の理解や、会話の発達状況などをみていきます。また、子供が集団生活を行うのに必要な、社会性や生活習慣、運動などの基本的発達が達成されているかをみます。

健康診査の実施にあたっては、あらかじめ対象者の保護者に通知するとともに 市政ニュース等によってお知らせしています。無料で健診を受けることができ、3歳児健診をのがすと、次は就学時健診までありません。

自治体によって異なりますが、健診は 小児科、眼科、耳鼻科等の医師、栄養士、保健師、看護師などによって行われます。

3才児の眼科健診では、遠視、近視、乱視といった「屈折の異常」や、斜視など「眼位の異常」があり、そのまま放置すれば、視機能の発達が妨げられる可能性のある子供を、早期発見することを目的としています。

3才児の視力は発達途上にあり、目の機能は6才頃にほぼ完成します。6才までに異常があると、発達がおくれ「弱視」になってしまいます。弱視の状態は、物がよく見えないわけですから、理解力に影響を与え、運動機能にも影響を与えていきます。

そこで、3才頃の視力チェックが大切で 眼科の健診が組まれているわけです。

眼科では、一次検診と二次検診があります。

一次検診では 家庭で視力を測ってもらい、アンケート調査に結果を記入してもらいます。その資料からスクリーニングを行い、二次検診として、眼科医が実際に検診会場で診察を行います。

家での視力検査について説明しましょう。

検査距離は2,5メートルで行います。興味の対象が近い短い距離の方が、低年齢では成功するからです。

絵の指標は、蝶ちょう、魚、鳥、チューリップの四つです。その指標を見せ、何の絵か答えてもらいます。見えていてもその絵の名前が言えない場合があります。その場合は、指差し用として4枚の絵を台紙にはったものを用意し、机の上に置き、同じ絵を指差してもらいます。

ポイントは、子供が集中しやすいような環境にすることが大切です。周りに気の散るものがないか、また騒音などにも注意しましょう。

視力検査は、片目ずつ測りますが、もうひとつの目がきちんと遮蔽できているか(覆われているか)が大事になります。両眼で見ていないか、片目の視力が正確に測れているかどうかに注意します。

また、視力はどこまで測れたかも重要ですが、左右差があることも大切なポイントです。

片目をふさぐと嫌がる場合もそのことが大事な情報になりますので、視力の結果を書く用紙の備考欄に、コメントを書きこんでいただければと思います。

家庭で視力検査がうまくできなかった場合、2次検診で、眼科医、視能訓練士、看護師などで、再検査を健診会場で行うこともありますのでご安心ください。

最後に

3歳児健診を機会に 子供の視力がちゃんと出ているかチェックしましょう。

遠視、近視、乱視などの「屈折異常」や 斜視などの「眼位異常」など、視力が出にくい原因は 小学1年生でわかるより、3歳で分かった方が、早期発見早期治療で よりよい視力が得られます。

3才半をすぎれば、大体のお子さんは大人と同じように視力検査ができます。

「視力はもう少し大きくなってから調べればいい」と、勝手に判断されない方がいいと思います。

3歳児健診には、必ず出向いてください。そして、精密検査が必要と通知があった場合は、早めに眼科を受診し、適切な治療を受けてください。

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