インターネットや予約専用電話からの予約診療を開始して、8か月が過ぎました。 概ね好評ですが、いくつか気になるところも出てきています。
どんな物事や事柄も、長所や欠点があるように、当院の診療予約も同様です。難しいところとしては、年配の患者さんへの対応です。
土地柄もあると思いますが、ご高齢の患者さんが比較的多く、また長年に渡って通院してくださっています。その方々の中には、ある女性は「予約があると、気になって前の晩から緊張して眠れない、ドキドキする」とおっしゃいます。また別のある方は、ご自身の体調は「当日になってみないとわからない」とおっしゃって、「予約は無理」とおっしゃいます。さらに、雨風が強い、寒波襲来で雪が降るなど、「お天気次第では通院が難しい」とおっしゃる方もいます。
80才台も後半になる患者さんを拝見していますと、若い方には想像もつかない心身のご都合がおありなのだとよくわかります。その日の体調や天候の具合で、予定通りに動けないこともあるのです。
また年配の男性では、「散歩の途中でふらりと来たい」、「内科に出向いた帰りに、ここ(眼科)へ来たい」「予約に縛られたくない」などとおっしゃいます。
このように、予約なしでの診療を希望される方が、(特に午前の診療では、)やはりある一定の数でいらっしゃるのが現実です。
現役世代で、時間に追われる日々の中では、予約システムは、待ち時間が少なくてすみ、ありがたく、便利です。重宝です。
しかし我々は、現実には、そうでない方について、やはり従来通り、来院時窓口で当日受け付け、順番を待っていただくことになります。
予約がなくても、今まで通りお待ちいただいて、順番に診察させていただきますので、どうか安心してお越しください。
この方々は、「予約の方は優先」とご了承いただいており、ご理解いただけております。
ご協力に感謝しています。
このような事情で、現在、予約がある患者さんと予約なしの患者さんが混在していますが、予約のある方は、「時間通り」、「お待たせしない」ように努めてまいります。
また、「突然の視力低下」や、「急な我慢できない激しい痛み」などで、予約なしで飛び込んでこられた方にも、即時対応しますので、皆さまどうかご理解とご協力をお願いいたします。
矛盾点もあるかと思いますが、医療現場の現状をお伝えしました。
午後の診療時間は、現役世代の社会人の方や学生さんが多いので、ほとんどが予約の方で動いています。
お薬だけの方は、予約の必要がありません。窓口でその旨お伝えください。
診察のあと、院長が診察室で次回の来院日の予約も取っております。ご自分で予約を取るのが面倒だなと思われる方は、希望日を院長にお知らせください。診察室では、3か月先までの予約が可能です。
最後に、予約して受診希望の患者さんへお願いがあります。
受付では、来院者のカルテの準備や、診察を終えた患者さんの会計を少しでも早くとスタッフが頑張ってくれています。また窓口電話(70-1919)は、病院との連絡や救急時に使いますので、ご面倒ですが、予約専用電話(050-5578-2780)あるいはネットからお取りくださいますよう、切にお願い申し上げます。